アンコールワットの朝日

ただ今4時半くらい。
ただ今4時半くらい。

 前日は、丘にのぼって夕陽をみよう!

 

 そして、今朝は、朝日をみよう!

 

 …ということで、

 

 私は4時集合で車に乗り込み

 

 再び、早朝のアンコールワットに。

 

 最初、真っ暗で

 

 見えないかな、と思ったんだけど

 

 あれよあれよと、暗い中に

 黒めく蟻のように人が集まってきます。

 

 ちょっとずつ見えるようになってくる風景。

 

 さてさて~。

皆、陣取っています。
皆、陣取っています。

 地元の人が

 「coffee? tea?」

 

 と聞くのにはわけがあった。

 

 そこで、答えれば

 

 お金を払う代わりに

 

 いいポイントに椅子を持っていき、

 座って眺めながら、そしてその珈琲を飲みながら

 

 この一瞬の朝日を待つ

 

 …というなんて贅沢な時間を過ごすのか。

 

 でも、こんな姿をちょっと後ろから眺めてみると

 

 世界各国のひとびとが

 

 みんなで同じ時間を共有し

 

 みんなでその幸せを共有する

 

 ・・というなんて実にいい光景か。

 

 と思わされ

 

 争いの絶えない世界でも

 

 この世界遺産を前にすれば消えるのではなかろうか

 

 とさえ感じ入りました。

 

幻想的~。
幻想的~。

 まだ、本格朝日ではないけど

 

 この、あとちょっと…という時間

 

 実は、私は、こういう時がすごく好きです。

 

 この、シルエットしか見えないような感じが

 

 ひっそりしてて、そして優雅で

 

 控えめで

 

 いいです。

東から・・・
東から・・・

 ついについにやってきます。

 

 あとちょっとです。

 

 もうわくわくです。

新たな始まりです。
新たな始まりです。

 これを観にきたんですよ。

 

 この瞬間を。

 

 なんだか、じわ~んと、あったかくなります。

 

 お金もなにもかからない

 

 朝日をあびて、幸せになる。

 

 みなさんの

 

 同じ面持で、同じような

 

 幸せそうな横顔を

 

 このとき沢山いっしょに拝みました。

 

 この日、祈った気持ちは忘れちゃいけない。

 

 

かすかにハート。
かすかにハート。

 この木が実はちょうど間の部分が

 

 ハートに見えるのです。

 

 そこにちょうど、朝日の光が重なると

 これ、ロマンチック。

目もはっきりです。
目もはっきりです。

 はい、もう、だんだんしっかりアンコールワット見えます。

 

 でも、あの朝日をみちゃうと

 

 これじゃ、なんだか物足りなくなる。

 

 人間って贅沢だなー。

歯を見せています。
歯を見せています。

 遺跡内にある無数のデヴァターは

 

 それぞれお顔が違うといいましたが

 

 当時の女性は

 

 “歯を見せて笑うのはお行儀が悪し”

 

 とされていたそうです。

 

 ここでは、意外なところにこのデヴァターさんがいて

 

 皆して、パシャパシャ写真撮ってました。

 

 ここで、韓国の方ではなく

 

 大阪のおばちゃまたちに会いましたが

 

 世界に通ずる日本人は

 

 イチローでも渡辺謙でもなく

 

 やはり「大阪のおばちゃん」ではないか

 

 というくらいに

 

 バリバリコテコテの関西弁で

 

 悠々と歩いておられましたよ。

 

 誇るべきものか、ホコルベキモノカ。

 

 あ、でも、このデヴァター

 

 きれいなスマイルライン描けていますよ。

 

 歯科的にはOKです!

 

 

泳げます。
泳げます。

 アンコールワットの周りの聖池です。

 

 昔は、敵から身を守るために

 

 この中にはワニをいれていたそうですが

 

 今では、世界遺産に認定されたこともあり

 

 そんな心配もご無用。

 

 いたって安全で浅瀬で

 

 普通に、昼間ともなれば

 

 子供たちのプールのようです。

 

 沐浴ですな。

 

 あ、ちなみに、私はカナヅチです。

 

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